英語はツールに過ぎないのだと思う。

これからの時代は「英語」だ。

なんて言われて久しい。小学校での英語教育が始まり、大学受験にTOFELを課すなんて 話もある。
 
実際、社会を見ても社内英語化が始まったり積極的に海外赴任させていたりと確かに所謂グローバル化は進んでいるようだ。
確かに、英語が出来るという事は世界で働く上で無いと困るスキルかもしれない。
もちろん、一部の天才的な芸術家やアーティスト、スペシャリストは日本語のまま世界と戦える場面もある。
しかし、ほとんどの人にとってみればやっぱり必要なスキルだと言えるだろう。
 
しかし、先日お話しさせてもらったプロギャンブラー方とのお話を通して改めて感じた事がある。
 
それは「英語はツールに過ぎない」という事だ。
 
これについては散々Twitter等でも言ってきたが、改めて痛感した。
どういう事かというと、彼は15年間82カ国をフラフラしながら生きてきた。そんな彼から飛び出た言葉は「英語が出来なくたって困らない」という事だった。
むろん、全く出来ない人は海外で人とコミュニケーションとるのは難しいと思う。出来なくて困ることはあるが出来て困る事は絶対にない。
それは分かった上で言わせてもらうと、
 
やろうと思えば言語なんてほとんどなくてもコミュニケーションがとれる。
 
そんな場面に何度も遭遇したし、同じような事を言う人は多い。
そして、なんとかコミュニケーションをとっているうちに自然と英語力もついてくる。そういう物だ。
もちろん英語の勉強に励むのはいい。でも完璧な英語なんて一生かけても手に入れる事なんて出来ないかもしれない。自分の納得するレベルなんて訪れないかもしれない。
だからこそ、英語なんてコミュニケーションをとる数多の手段の一つに過ぎないという事を実際以上に意識するべきだと思う。そして、必要に応じて最低限必要な分だけの勉強をすればいい。
 
義務教育で必要最低限の英語教育は受けたはずだ、
必要なのは成功体験の積み重ねと失敗経験のフィードバックではないだろうか?
 
僕自身、海外旅行に頻繁に行くからか「英語できるでしょ?」
なんてよく言われる。
 
はっきり言って全く出来ない。
かといって旅行で言語を理由に困る事はあるか?と言ったら全くと言っていいほど思いつかない。
 
結局行った者勝ちなのだ。
 
最後にもう一つだけとても大切な事を書かせてもらうと、
「世界中の70億人に向けて話が出来る語るべき中身をもたない人と1億人の日本人に対して語る事の出来る人」あなたはどっちになりたいか。